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本調査研究のスクリーニングに使用したエマルジョンブレーカーは、原油用がEB−A〜EB−Gの7種、重油用EB−Hで、前者は非イオン系界面活性剤、後者は陰イオン系界面活性剤が使用されている。
<調査結果2>
・市場調査の結果、新たにEB−G(原油用)及びEB−H(重油用)を入手した。この両剤の燃焼、浮沈及び浸透試験結果は表−4,5に示すとおりで、原油用EB−Gは原油ムース化油に有効であるが、重油ムース化油には不適であり、重油用EB−Hは前者とは逆の結果が得られた。
このことにより、平成8年度の燃焼試験としてクウェートムース化油に対してはEB−Gを、C重油ムース化油に対してはEB−Hを用いて調査研究を行うこととした。
(3)溶剤のスクリーニング
<目的>
高粘度化したムース化油面にエマルジョンブレーカーを散布しても容易に浸透せず、海上では波浪等により滑落することが考えられる。このためムース化油の粘度を逸早く低下させ、エマルジョンブレーカーの浸透を容易にする溶剤の選定を行うため、次のとおり溶剤のスクリーニングを行った。
<概要>
平成6、7年度は前述したように溶剤は自己撹拌型油処理剤(SM)を用いて実施したが、本剤は油処理剤のためムース化油の粘度低下には非常に良く、その効果が高いことが挙げられるが、油分は界面活性剤に覆われ微粒子化し水中に浮遊するため、燃焼に必要となる油分層が薄くなる傾向がある。このため油種によっては乳化層が厚くなりムース化油の粘度低下剤としては不向きな点が挙げられる。
平成8年度は、現有油処理剤に使用されている界面活性剤無しの溶剤SOL−A及びSOL−Bの2種について、C重油のムース化油を用いて油量の1%、3%、5%を投入して浸透試験を行った。
<調査結果>
SOL−Bは、浸透が良く粘度低下が良好であった。
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